番長に横浜を率いてほしくなかった。

番長が嫌いなわけじゃない。 三浦大輔は、今でも僕たちの、いや横浜のエースだ。 背番号「18」だって、小園に引き継がれたとはいえ今でも「P 三浦」のものだと思っている。 でも、だからこそこんな惨憺たる有様の横浜の監督でいてほしくなかった。 生まれて…

社会人の休日

周りに医学部や院進組が多いこともあり、よく「社会人って休日何してるの?」と聞かれる。 答えは、「何もしていない」である。 というより、何もする元気がないのだ。 4月や5月の座学研修だけのときはそれこそ学生時代のように夜中までゲームに勤しみ、オ…

職業体験施設の話

職業体験施設は知っているだろうか。キッザニアとかカンドゥーといった「子どもが大人のお仕事を体験する施設」のことである。 職業も様々で警察・消防といった公共サービスからテレビ、銀行、航空会社とある。 僕も小学生の頃甲子園のキッザニアに2回行っ…

自粛期間の過ごし方の話

ο株の感染拡大が著しい。 2月には都内だけで新規感染者が1日あたり2万人になるとまで言われている。 となると、必然的に行動の自粛が必要となってくる。これは感染拡大を防ぐためでもあり、自身の感染を防ぐためでもある。 ただ、2年近くも自粛を続けている…

コロナ禍の話(その2)

オミクロン株の流行に伴い、都内でも再び感染が拡大してきた。 そんな中、僕も新しい不安に襲われつつある。 それは、「もし自分が感染してしまったら」という不安だ。 これまでのデルタ株等についてはワクチンが一定の効果を示しており、僕自身二回接種を済…

趣味の話

「何か質問はありますか?」 就職活動中、ほとんどの民間企業でされる質問がこれである。 巷では「逆質問」などと言うらしい。 こういう時の質問として、「内定をいただいた後、学生時代に何かやっておくべきことはありますか?」というものがある。 福利厚…

心配性という病の話

僕は事あるごとに何かを「測る」癖がある。 例えば「少し暑いな」と思ったら体温を測ったり、「なんとなく心臓が変な感じがする」と思ったら脈拍を測ったりといった具合だ。 正直大したことはない。部屋や気温が暑ければそりゃ体温は上がるだろうし、心臓が…

コロナ禍の話

昨日、友人と会ってきた。その時に出た話題は「コロナ禍はいつ終わるか」というものだ。 現在もδ株の蔓延は相変わらず続いており、感染者数が減少したとはいえ昨年の今頃を考えるとはるかに多いものとなっている。 ワクチンの接種率が増えることによりおそら…

時間の流れの話

今日、母校の水泳部が市大会で総合優勝を果たし、うちリレーで大会新記録を打ち立てたというニュースを耳にした。しかしそれとともに添付された写真には誰一人として見知った顔がいない。少なくとも大学一年の時はある程度は知っている人がいたはずである。 …

就活生日記─番外編─

22卒の就活も佳境を迎え、23卒の就活が始動した。 時々同期の就活生やサークルの後輩からアドバイスを求められることがあるのだが、所詮僕も「ダメ就活生」の範疇に居るので何ら言えることがない。 ただ、大企業から内定をもらった友人と意見が一致したこと…

就活生日記─後編─

前書き シリーズ後編である。2021年に入ってからの就職活動は一般の人が想像する「就職活動」と相違ない。 説明会・面接の連続や選考合格・不合格通知によって一番心が病む時期でもあり、一番心が晴れやかにもなる時期でもある、精神的にも肉体的にも苦しい…

就活生日記─前編─

前書き 先日、約一年間続けてきた就職活動にピリオドを打つことができた(とはいえ、今後様々な手続きをしなければならないので正式に終了とはいえないのだが)。 この一年間を振り返ってみると、ただただ辛いものであった。コロナ禍による採用人数大幅減少…

新幹線の話

本当は帰省をするつもりはなかったのだが、どうしても帰ってこいということだったので感染対策をバッチリした上で一人きりでクリスマス・エクスプレスに乗車している。 僕は帰省する時、大抵新幹線ではなく実家の車で迎えに来てもらう(感染予防というのもあ…

朝早く起きた日の話

皆さんは朝の目覚めが頗る良い日はないだろうか。僕はある、そして今日がそうだった。 普段ならオンデマンドの講義しかなく、一日中暇な金曜日は惰眠を貪っている。そして11時頃に起きては寝すぎてだるい状態でオンデマンド講義を受講するという「最低な生活…

量産型就活生の話

大学3年の秋冬シーズンに突入してしまった。 夏のインターンシップと異なり、秋・冬のインターンシップは就職直結(内定直結)型のモノが多く、多くの就活生が参加する。 そのインターンシップのためのESを書く合間にYouTubeを眺めていたら、こんな動画を見…

久々に帰省した話

自分の出演するテレビ番組の放映と、学園祭が新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止になったことが重なり、急遽実家へ帰ることになった。 久方振りに帰る実家。普段自分が嫌々やるようなこと、例えば食器洗いや洗濯、風呂掃除やご飯の用意など全部親がやって…

番組放映を終えて

今日、NHK教育の番組『沼にハマってきいてみた』が放送された。 僕の出番も想定していたより多く、番組制作の方々に深く御礼申し上げたい。 今回はどのような流れで収録が進んでいったかについてちょっと書いてみようと思う。 僕の方に連絡が来たのは9月上旬…

文系大学生の苦悩

「文系はいいよね、楽だからさ。」 何度この言葉を浴びせられてきたことだろう。バイトの面接官に友人たち、そして親や妹。どうやら世間一般に「文系大学生は暇である」というある種の固定観念があるようである。 実際、理系の大学生に比べれば楽ではあるか…

VTuberの問題を通して考える法律・条文

先日来、とあるVTuber事務所のライバー同士が揉め、片方が引退する(以降残留側のライバーをA、引退側をBとする)というなかなかハードな問題が続いている。 このことについてはどちらが良い・悪いとも言えないので、どちらかの肩を持つということはしないが…

秋風に吹かれて

今日、久しぶりに立川へ出向いた。 部屋からあまり出ないうちに日中もすっかり秋の様相を呈している。 最近は企業のインターンやレポートの作成などストレスになるような事続きで正直精神的にまいっていた。そんな鬱屈した気分を変えるために友人とIKEAに向…

コーヒーと腹痛、そして吐く。

朝、目覚めるためにコーヒーを飲むという人は多い。手っ取り早くカフェインが取れて、尚且つ美味しい(らしい)。 僕の友人も大抵僕の家に泊まりにきた時に朝コーヒーか紅茶どちらがいいか聞くとほとんど「コーヒー」と答える。 僕も別にコーヒーが嫌いなわ…

アゼルバイジャンの話

最近よくニュースで耳にするアゼルバイジャンという国。 ニュースにはなるけれども、そもそもどんな国なのかは知らないという方も多いだろう。 この国はカスピ海付近のコーカサス地方にある国で、地球儀で見た時の位置としてはトルコの右側、イランの真上と…

興味のないことについての話

他人と話していると、往々にして自分のあまり興味のないことについて熱烈に語られることがある。 例えば自分の好きな音楽のジャンルと全く異なるジャンルについてだったり、あるいは自分の全く把握していないアニメやライトノベルについてだったり……様々であ…

続:オンライン講義についての話

以前投稿した以下の記事、『オンライン講義についての話』に対し、批判をいただいたので、今日はそれについての反論をする。 hachi-o-ji.hatenablog.com 批判とは、僕の当該記事最終文の「本来の大学とは自分の突き詰めたい学問を習得するためにあるのだから…

久々に大学に行った話

今日は久々に大学へと向かった。 延期されていた新学生証への交換と健康診断のためであるとはいえ、やはり大学生であるからキャンパスに行くことができることは嬉しい。 大学に行くと、やはり6,7ヶ月前のそれとは違っていた。大学の名前が変わっていたのはも…

人と話した後

人と話した後、自分の発言を省みて「あの時こう言ったのは正しかったのだろうか?」と悩むことはあるだろうか。 僕はある。 例えば人事担当者の方と話した時になぜ「御社が第一志望」というアピールをしなかったのかと悩んだり、あるいは友達ともめた時にあ…

忙しさの話

皆さんが「忙しい」と感じるときはどんなときだろうか。課題に追われているときや試験直前期、あるいは旅をしているときという答えもあるかもしれない。 急になぜこんな記事を書いているのか、端的に言えば昨日「忙しさ」への認識の差で友人と揉めたからであ…

大学受験の話

高校の同期と話して居ると、たまに「なんでその大学行ったの?」と聞かれることがある。 確かに聞いてくるのも無理もない話だ。僕の周りは東大・京大・旧帝大に早慶上智と錚々たる面子が揃っている。そんな中で「首都大学東京(当時)」という聞いたこともな…

待ち合わせの話

人と待ち合わせるとき、皆さんはどれくらいの時間に到着するだろうか。 10分前、時間丁度……様々な意見があると思うが、おそらく待ち合わせ時刻より前に到着するだろう。 ところが、高校の同期と集まる時、この「待ち合わせ」は一度もうまくいった試しがない…

ESという名の小説

インターンシップに参加する時も企業にエントリーする時も必ずESを書く必要がある。その長さや内容は企業によって様々だが、ほとんどの企業が必ずと言っていいほど聞いてくることがある。それが「学生時代に自分が力を入れたこと」、通称「ガクチカ」である。…